15坪~25坪程度の土地に建てる住宅を狭小住宅といい、都心部に多く見られる住宅スタイルの一つです。当記事では敷地面積15坪、建築面積10坪程度のコンパクトな住まいで起こりがちなお悩みを解決できる、狭小住宅のリフォームの費用相場やおすすめの工務店についてご紹介していきます。狭小住宅のリフォームとは?引用元:ミルスアーレ公式ホームページ住宅が密集している地域の住宅や長屋など、建坪10坪程度のコンパクトな家は、築年数の経過や老朽化が気になっても建て直しが難しいことがほとんどです。場合によっては、セットバックが必要になるため建物面積がさらに狭くなってしまうこともあります。それでも不備を直したい場合、狭小住宅のリフォームをするのがおすすめです。狭小住宅のリフォームはこんな悩みを持つ人におすすめ引用元:株式会社桝田工務店公式ホームページ狭小住宅リフォームは、以下の悩みを持つ人におすすめです。間取りが使いにくい収納が足りない日当たりが悪いそれぞれ詳しく見ていきましょう。間取りが使いにくい建坪10坪程度の狭小住宅はスペースが限られる分、どうしても制限が多い間取りになりがちです。そのため家族構成や暮らしに変化があったときに対応しにくく、不便を感じるようになってしまった例は少なくありません。スムーズに作業できる生活動線やバリアフリーに対応した床に変更するなど、リフォームによって家族全員が過ごしやすいと感じる間取りにできるでしょう。収納が足りない現代は昔に比べてものがあふれた生活になっています。最近では収納が少ない家に向けて、収納付き家具なども販売されていますが、狭小住宅では家具を置くためのスペースすら限られてしまいます。そのため、収納面における計画はとても重要です。リフォームすることでこれまでデッドスペースになっていたところを収納スペースにするなど、貴重なスペースを有効活用できるでしょう。日当たりが悪い街中の狭小住宅だと隣の住宅との距離がゼロに等しかったり、狭い路地の奥に建っていたりして日当たりが悪い場合が多いです。立地そのものを変えることは難しいですが、リフォームによって天窓や採光用の細い窓を設置し、室内に多くの光を取り込める設計にすることは可能です。また、2階の光を1階まで通せる「ひかり床」にすることで、さらに日が当たりやすくなるでしょう。狭小住宅のリフォームにかかる費用相場引用元:moi koti公式ホームページ工事の内容によりますが、戸建ての狭小住宅をリフォームする場合、工事に掛かる費用の相場は360~1,500万円くらいです。設備を取り替えるだけなど必要最低限のリフォームなら価格は抑えられますが、全体的にリフォームする場合は600万円くらいになります。また、間取りを大きく変えたりフルリノベーションすることを予定している場合は1,000~1,500万円以上になることを見込んでおきましょう。狭小住宅で検討すべきリフォーム内容5選引用元:ミルスアーレ公式ホームページ狭小住宅で検討すべきリフォーム内容として、以下の5つがあげられます。間仕切りを減らして空間を広くする階段の架け替えや位置を変更する造作家具で収納力をアップするロフトを設置してスペースを確保する築年数が経過した建物は耐震補強をするご自宅をリフォームする際に参考にしてみてください。1.間仕切りを減らして空間を広くする部屋と部屋を仕切る壁を減らしてLDKを広く取るなど、空間を実際より広く見せる間取りはリフォームでも人気があるプランのひとつです。また、居室の数が少ない場合は狭くなるものの、壁を追加して個室を作るのも有効です。なお、住宅をいったん骨組みだけの状態にしてからリフォームすると、間取りを大きく変えられます。「来客があったときだけ部屋を区切りたい」など、場面によって使い分けたい場合は間仕切りドアを可動式にするのもおすすめです。2.階段の架け替えや位置を変更する2階建て以上の住まいで、「階段が急勾配で危ない」「リビングに階段があって冷暖房が効きにくい」といった問題がある場合は、階段を架け替えたり位置を変更したりするのもおすすめです。希望する場合は構造上の問題がないか、階段のスペースがどのくらい広がるかなどをリフォーム業者に確認してみましょう。なお、階段の位置を変える場合は間取りの変更を伴うため、費用が高額になりやすいです。予算を組むときは注意してください。3.造作家具で収納力をアップするスペースが限られる狭小住宅では、収納スペースが足りなくなりがちです。リフォームすることで限られたスペースを有効活用できるでしょう。たとえば、デッドスペースになりがちな階段の下は収納スペースとして適しており、設計によってはウォークインクローゼットにもなるでしょう。また、張り出した柱や梁があってこれまで家具を置けなかった場所でも、そこにぴったり合うように造作家具を作ってくれるリフォーム業者もあります。4.ロフトを設置してスペースを確保する狭小住宅でのスペース確保の仕方として、ロフトを設置するのも人気があります。ロフトの天井を高くすれば収納スペースとしてはもちろん、趣味部屋や子供部屋としても利用できるでしょう。ただし、ロフトを設置するには一定の条件を満たさなければならないため確認が必要です。ロフトの設置を検討している場合は、まずリフォーム業者に相談してみてください。5.築年数が経過した建物は耐震補強をする住宅の耐震基準は1981年に大幅な改正が加えられており、それ以前に建てられた住宅は新しい耐震基準の半分ほどの強度しか満たせていない場合があります。そのため、築40年以上の住宅だとリフォームのタイミングで耐震工事も行う例が多数あります。築20~30年ほどでも耐震工事を実施する例もあるため、築年数に関わらず耐震工事が必要かをリフォーム業者に確認してもらうと安心です。【大阪】10坪の狭小住宅のリフォームでおすすめの工務店3選引用元:株式会社桝田工務店公式ホームページ大阪府内で狭小住宅のリフォームを検討している方におすすめの住宅会社として、以下の3社があげられます。桝田工務店株式会社H.K.Kインベストメントmoi kotiそれぞれ詳しく紹介します。1.桝田工務店桝田工務店の住宅再生では、軽微な工事から本格的な構造の補強工事まで幅広く手掛けています。リフォームの相談で多い耐震補強を得意とし、補強方法の中で「耐震」という考えだけでなく、リフォームであっても「制震」という考えも取り入れ、低額でできる補強や基礎からのやり替え、本格的な耐震補強等、環境や家の状態に合わせた的確な補強方法を提案しています。【「桝田工務店」公式ホームページを見る】2. ミルスアーレ女性設計士ならではの目線でつくるデザインや、限られた敷地で暮らしを豊かにする工夫、分かりやすい価格設定など、デザインや性能にもこだわりながら適正価格での家づくりにこだわるミルスアーレ(H.K.Kインベストメント)。リフォームにもこだわっており、女性設計士ならではの間取り設計でより快適な住まいへのリフォームやリノベーションを実現しています。豊富なデザインコンセプトがあり、イメージしやすい点も魅力です。【「ミルスアーレ」公式ホームページを見る】3.moi kotimoi koti(モイコッティ)では「セマカワな家」をコンセプトに新築注文住宅・リフォーム・リノベーション工事などに対応しています。「少し狭いけどかわいい家で楽しく暮したい」「間口が狭くてもかわいい家がいい」という方におすすめです。狭小住宅のリノベーションやリフォームでセマカワな家で新しい暮らしを始めてみたい人は、経験豊富で狭小住宅のノウハウをもつmoi kotiを検討してみてください。【「moi koti」公式ホームページを見る】まとめ引用元:moi koti公式ホームページ当記事では、狭小住宅のリフォームについてご紹介してきました。狭小住宅のリフォームは狭いゆえに限られるスペースをどれほど有効活用できるかなど、普通の住宅よりも細かな工夫が必要です。「建て替えようと思ったら今より狭くなってしまう」「再建築できない物件で工事できる範囲が決まっている」という場合もあるので、狭小住宅の施工経験が豊富な工務店に相談してみるのがおすすめです。予算や工事が必要な部分を考慮しつつ、狭いと感じさせないための工夫などもプロの目線から提案してくれるでしょう。